未来の社会への贈り物をつくること。
ma-no仕事事典。
「仕事」それは職業ではなく「生き様」
今宵は婦木農場 農場主婦木克則氏をお招きして、じっくり伺わせて頂きました。
丹波春日町に10代続く農家。
というのが、大方の肩書きですが、
実際は、もっともっと深い。
野菜を育てることだけではなく、
お米も、乳牛も、鶏も、醤油や味噌、かきもちも。
それは、PTA、消防などの地域の活動にも及ぶ。
婦木氏は「農家の暮らし」をすることが、自分自身に与えられた場所であり、使命でもある。
生業なのです。
なぜ、それを生業にするのかを言うと、
「自分の家族と、自分が幸せに暮らす」ことが究極の目的で、
自分の家族や自分が幸せに暮らすためには、
地域に住まう人たちと一緒に幸せに暮らすことが必要で、
だからこそ、
地域。という存在を大切にされているのです。
話を伺っていると、どんな事柄についても大きな共通点を感じられるのです。
農業の話も、地域の話も、稼ぐ話も、
婦木さんの根幹にあるのが、「循環」なのではないかと。
すべては繋がっていて、それを自分のところに留めようとするのではなく、
次の人、次の世代に受け渡すことで、
自分の手があき、また新しい物事が入ってくる。
農も、人も、物も、お金も。
「稼ぐためにどうしたらいいですか?」ととても良い質問がありましたが、
婦木さんは、こう答えたのです。
「なんのために稼ぐのですか?」
稼ぐのが目的ではなく、稼いだ後、どうするか?どうしたいのか?
きっと婦木さんは「その先」が見えているからこそ、
丹波の方も、丹波外の方も
婦木克則という人に魅了され、頼っているのではないかと思うのです。
目的を見失わない「信念」
圧倒的な「妄想力」
要を抑える「巻き込み力」
まだまだまとめることが仕切れないし、伺いきれてないことばかりですが、
来てくださった方は、とてもいいギフトを頂いたんじゃないかなと思います。
これから、田舎暮らし始めてみようかな。
これから、農業始めようかな。
そんな方々がきっとぶち当たるであろう課題にも、婦木さんならではの視点でのアドバイスもあり、
とても勉強になりました。
最後に
仕事とはなんですか?の問いに
「未来の社会への贈り物をつくること。」
自然と拍手が巻き起こるあの感じは、なんとも表現できない婦木氏の魅力。
楽しい時間をありがとうございました。
仕事事典。
次回は3月10日
無量寺住職「河口珠輝」氏をお招きして行います。
一言では表現できないですが、あえていうなら、
住職らしくない人間味あふれる住職。
乞うご期待。
面白いのは間違いありませんよ。
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